※ 中心性網脈症 ※
薬の副作用


退院後、眼が霞んで文字がぼやける用になった。
片目ずつ見てみると、左目は特に問題ないが、右目だけで見ると文字がぼやけたり(近くの小さい文字も遠くの大きな文字も)、色が全て黒ずんで見える。

副作用で白内障や緑内障といった眼の病気になることがあり、白内障の症状にも似ているので、病院へ行くようにした。
今まで視力は良くて、両目共1.2〜1.5、悪くても1.0はあったので、視野がぼやけるというのは初めてなので、すごく不安だ。

左目は今までどおりちゃんと見えるが、右目がぼやけるので、遠近感がわからなくなる時がある。
視力が元に戻るまで、車の運転等は当分の間控える方が良いみたいだ。

瞳孔を開きっぱなしにする目薬をして、色々と検査をした結果、またまた初めて聞く病名を告げられた。
「中心性漿液性網脈絡膜症」といって眼の奥に水がたまる病気らしい。

ストレスや疲労が原因で、30〜40歳の男性に多い病気らしい。
眼科医が言うにはプレドニンの副作用ではないと言うことだったが、その後やっぱり副作用が関係しているだろうと言うことになった。

基本的にほって置いても、3ヶ月から半年で自然に治るらしい。
但し、長期間視力が悪くなるので、水が抜けた後も視力が回復しない場合が多々あるらしい。

「レーザー光凝固術」にて水の漏れているところを焼ききって、1ヵ月ほどで水を抜いてしまった方が、視力の回復には良いとの説明を受ける。
「レーザー光凝固術」自体は簡単な手術で、5〜10分で終わるもので、特に危険は無いとの事であった。

手術をする前に、水がどこから漏れているのかはっきり調べるために、造影剤の注入を行った。
点滴で蛍光色の液体を投入された。

調べた結果、正常な左目も端の方だが1ヵ所、右目に至っては中心部分の1ヵ所と端の方で2ヶ所も水が漏れていた。
医師もこれだけ何箇所もいっぺんになるのは、副作用が大いに関係しているだろうと言う所見だ。

兎に角、端の部分の水漏れについては、視力に影響を及ぼさないのでほって置いても大丈夫ということで、右目の中心部分をレーザーで焼くことにした。
3週間経っても視力が回復したようには思わなかったが、案の定、水は引いていなかった。

水は引くどころか前回より増えていた。
端の部分と思っていた所から水が出続けている感じだった。

早速、もう一度レーザーにて焼いてもらった結果、視力も少しずつ戻ってきたのが実感できてきた。
2週間後の検査でも、無事に約9割ほど水が抜けていた。

後1週間ほどで水は抜け切るだろう。視力はその後、1ヶ月ぐらいで元に戻るだろうとの見解だった。
問題は、副作用にて発病したみたいなので、服用している限り再発する可能性があることである。

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