※ 激しい腹痛 ※
入院生活


この日より治療薬として「ステロイド系」の薬、(プレドニゾロン)を飲むようになった。
一粒5gを1日4錠(朝3錠、昼1錠)飲む。
不眠症状が出ることがあるので、夕方は飲まないでその分朝に多く飲む。

それと同時に、副作用対策として骨粗鬆症防止の薬と、胃潰瘍にならないような整腸薬とか、色々と薬が増えた。
食事は今までどおり、ご飯はお粥さんだがおかずは普通のおかずで、特に食べ物に関しての制限は出なかった。

大便の回数は多いが、腹痛や酷い出血・血便でもないので、絶食して点滴での治療をするまでも無いとの女医の判断だった。
熱も37度前後の微熱が続いていたが、特にしんどい事はなかった。

朝の回診時に主治医より、薬を飲んでいるが排便の回数が一向に減らないので、本日昼過ぎより絶食にして、栄養等は点滴で補給するいわゆる24時間点滴に変えるとの話があった。

ステロイドの薬の投薬量を増やすには、経口薬ではこれ以上は無理なので、又、食事を続けていたがやはり大腸に負担をかけるので絶食にした方が良いとの事である。

水やお茶以外は口に出来ないので、点滴にて必要な栄養分も補給する。腕からの点滴では血管が細すぎて、しょっちゅう針を点さ直さないといけないので、胸の静脈に管を通すので、昼過ぎに簡単な手術をすると言われた。

普通の点滴自体もまったくの初めての経験なので、すごく不安だったが、何よりも24時間点滴ということは、ずっと管が繋がったままなので、行動に色々と制約が出来てしまうのではないかという心配が一番大きい。

手術?は大層な様で簡単な様で、まぁ以下のような感じだった。
上半身裸になり、20cm程穴の開いたシーツ?を胸に当てられ、最初に麻酔の注射を数箇所打たれた。
その後、チューブを入れる為にメスで切開しチューブを入れて、ずれないように3箇所ほど糸で縫いつけられた。

チューブは首元から服の外へ出して点滴袋に繋ぐ。もちろん、ガラガラのついた支柱にぶら下がった状態のやつである。
終わってみると、それほど違和感は無かった。

その後、チューブがちゃんと静脈に入っているかどうか等をチェックする為にレントゲンを撮りに行ったが、その結果どうだったかの話が無く、チューブは入れたが点滴は始まらない状態で夜の7時を過ぎていた。

看護師が巡回時にまだ点滴を入れてないですね、おかしいですねぇと言いながら戻っていった。20〜30分経ってから点滴一式を持ってきて、レントゲンの結果も問題なかったので、点滴を始めますといって繋ぎだした。

翌日の夕方前の4時頃に胸、はっきりした場所を特定することは出来ないが、左胸のあたりが痛くなってきた。
何となく苦しくて、我慢できない感じだった。

気分も悪くなり吐き気がした。看護師さんを呼んで事情を話し、嘔吐物を受ける容器を用意してもらった。
夕べから何も食べてないので、戻したのは胃液?のようなちょっとした液体だけだったが苦しかった。

数分後に心電図を取る準備をした医師がやってきて、胸等に吸盤?を付けて心電図を測りだした。
まだ、胸の痛みはあったが心電図には特に問題はなかったようだ。

その後、レントゲンも撮りに来た。
昨日入れた胸の点滴のチュウブの状態等をチェックするみたいだったが、これもその後の結果問題ないとの事だった。

とにかく締め付けられるような痛みが約2時間ほど続いたが、その後、横になっていると自然にましになってきた。

医者にしてもはっきりしたことはわからなかったが、色々調べた結果何も悪いところが出なかったので、様子を見る以外に対応のしようがないという感じだった。





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